この詩は、みなさまもご存じの「千と千尋の神隠し」の主題歌です。
夫が亡くなってまもないころに、ぜんそく仲間のメル友イルカさんが、ＣＤを送ってくれました。
当時、映画のストーリーはまったく知らなかった私は、この歌詞を見て、
夫の臨終前夜の不思議な感情や、家に連れ帰った朝などの情景がよみがえりました。
同時に、悲しみを抱えて生きていく私自身の心の未来を示唆されているようで、
繰り返し聴いたものでした。
いまでも、繰り返し聴いて心の励みにしています。
イルカさん、ありがとう。
いつも何度でも
作詞／覚和歌子 作曲・歌／木村 弓
（徳間ジャパンコミュニケーションズ）
呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも心踊る 夢を見たい
悲しみは 数えきれないけれど
その向こうできっと あなたに会える
繰り返すあやまちの そのたびひとは
ただ青い空の 青さを知る
果てしなく 道は続いて見えるけれど
この両手は 光を抱ける
さよならのときの 静かな胸
ゼロになるからだが 耳をすませる
生きている不思議 死んでいく不思議
花も風も街も みんなおなじ
ラララララララララ・・・・・・・・・
ホホホホルルルル・・・・・・・・
呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも何度でも 夢を描こう
悲しみの数を 言い尽くすより
同じくちびるで そっとうたおう
閉じていく思い出の そのなかにいつも
忘れたくない ささやきを聞く
こなごなに砕かれた 鏡の上にも
新しい景色が 映される
はじまりの朝の 静かな窓
ゼロになるからだ 充たされてゆけ
海の彼方には もう探さない
輝くものは いつもここに
わたしのなかに 見つけられたから
ラララララララララ・・・・・・・・・
ホホホホルルルル・・・・・・・・